辛叔玉女史襲撃未遂事件について        

宮崎学である。 

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都内某所でパパらっちにとられた写真(^^;) 2000/8/22

  ニンゲン、いろいろオモロイの。昨日は丸の内界隈でなかなか楽しい体験をさせてもろたんやが、この話はまたいつかする。なに、出し惜しむわけやないけど、はなすと長くなるんで、いまそんな暇ない。これはパパらっちが撮影してくれた証拠写真だから、まあ、そのわしもいよいよ故ダイアナ姫なみの人気になってきたか。いや、べつに殴ってとりあげたわけではないよ。あくまで合法的な話し合いによって提出してもらったプレゼントやさかいべつにおかしくないのである。 

 

  さて、このクソ暑いなつは、近くおこなわれる国労の大会でいよいよ暑くなるわけである。こないだ7月の1日に流れてしもた大会が26日やったかあるんやが、どうなることか、これもまたいろいろ複雑怪奇な様相を呈しておって、簡単に説明できないから省略。敵は旧サヨクから、国家権力まで一体化して、闘争団を潰そうとしてかかるやろ。「いまや最後の戦いに♪」というのはこのこっちゃ。暇なやつは注目しておこう。 ハチ五郎、ちゃんとみんながわかるように報告をよこすように。

 

 用心棒班長から報告のあった「辛叔玉さん襲撃未遂事件」や。メールそのままのせとく。

 

どうも用心棒班班長です。本日表題どおり辛淑玉さん襲撃未遂事件がおきちゃいました。

彼女はカタギの仕事として人権研修等も行っているのですが、そこにおかしな奴がきて講演中の舞台袖まで進入しあわやというところで係員に取り押さえられたそうです。

 すぐに私のところに連絡がきたので、これから用心棒班で押しかけて可及的速やかに落とし前つけに行きますと告げたところ「任侠道は一人でもやるもんだ、お前らみたいに組織や数にたようる>ようでは話しならん。みそ汁で顔洗って出直してこい。」と、素敵なアドバイスをいただき紅顔の至りです。私も辛姉御に比べると任侠の修行がぜんぜん足りませんでした。重々反省しております。

   何しろ、辛姉御は、今まで講演会等のたんび、赤報隊を名乗る連中から脅迫は来る、街宣車があたりを走り回る、紋付き袴着た老右翼が講演中に叫び出す、講演会場に男性の申し込みが多いと聞いて喜んできてみれば前列に特攻服着た右翼が何十人も座ってる等々、数え切れない妨害にも一度も講演をキャンセルしたことが無い(本人曰くメシのため)という女豪傑ですから、当然今回も何事も無かったかのように仕事した上に打ち上げも女性ばかりで(男連中はびびって逃げ出したのでしょう)

 「いやー、男ってほんにバカね。こんなか弱い乙女殴って何の自慢になるのかしら。」と今日来た襲撃者を酒の肴に大いに盛り上がったそうです。私も襲撃してきた奴が何か可哀相に思えてきました.....

それから、辛姉御曰く「あんたにせっかく習った空手の技が使えなくて>残念だった。次の機会のためにちゃんと練習するから、帰ったら>また教えてくれ。」とのことですが、教えても大丈夫でしょうか?これから襲撃してくる連中の身が案じられてなりません。

最後に、普通こういう事件が起きて講演会がキャンセルになると新聞ネタになったりするのに、辛姉御は今まで一回も講演をキャンセル>したことがないので、新聞沙汰もならないことが御不満だそうなので是非、大々的にキツネ目組のホームページで宣伝してもらいたいとのことです。

以上、今回の襲撃未遂事件の顛末、ご報告しておきます。

用心棒班班長

 

 なんや、そもそもいったいなにがあったんかようわからへん頼りない報告やけど、その後の態度はさすがわしの妹分なんである。

 辛女史は強きをくじき弱きを助ける侠気をもっとるよってサヨクもウヨクもこんな時代に能力もないのに、古くさい旗の下でメシくわなあかんからたいへんやから、おそらく、こいつらにも職場やメシの種をあたえてやっておるのであろう。「人材育成コンサルタント」とかいうのが肩書きやさかいな。その点、週刊朝日今週号によると、メシの心配いらん石原慎太郎はいまだに「9月3日は銀座に戦車を走らせたい」とかいうとるから、これはちっともかわいくないのでやっつけにかかっておる。で、わしも応援するでえ。

 

そんな女にうるさくハエのようにたかって喰おうなどという男はくずやのう。辛女史とか柳美里氏の「ツメのアカ」とかいうのを講演会場で売ったらどうかな。しかしまあ、世の中にアホがあとをたたないから、引き続きしっかりみとったってくれ。

読者からのメールを2つ紹介しておく。


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藤木美奈子です。長文なので、お暇な時に。

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昨日、本屋へ行き、石原知事の本と2冊買い、
この二日間で、「生きる力」をさっき読み終えました。

この本は、私がこれまでこの社会で感じてきた居心地の悪さ、理由もわからずやってきたことの動機づけで溢れていました。宮崎さんのおかげで、やっと自分という者の存在がわかり、自信めいたものが沸いてきて、お礼を言いたくてメール書いてます。

私は韓国人の父と日本人の母から生まれ、これまでの家庭でさまざまな暴力を受けて生きてきました。
現在は子ども二人を育てながら、女性の自立支援NPOをしていますが、昨年、突然に私が知事選に立候補した理由も、宮崎さんが今、政治に関わっている理由を知って初めてちゃんと理解できたような気がします。

何もわからず、でも黙っておれず立候補してみたら、周囲がものすごい波立った。
私にとっては、「たかが、知事」だったのに。


朝日新聞の姑息さといい、これまでコツコツと「女性を議会へ」と叫んできたフェミニズム団体の代表が怒鳴りこんできたり、と著書には書けないこともいっぱいあった。みんなが自分の立場を必死で守ろうと私を攻撃してきて、本当にビックリの連続だった。

私が知事選に出たのは、ノックの知名度におびえて対抗馬を出せない自民党諸氏の右往左往ぶりに「アホか、お前ら」と腹がたったからであり(他の理由もありますが)、自分が権力を持ちたいなどという理由では、決してなかったのに。ところが東大出の高級官僚の太田さんなら、みんなが納得、すんなりまとまった。やはり知事は名誉職であり、なんの学歴も肩書きもない私はそれを汚したんでしょうね。

ところで私は以前、辛淑玉さんと、神戸のパネルディスカッションでパネラーとして出演し、女性起業家のテーマでしたが、激しいバトルトークになったことがあります。(あとの交流会でビールで乾杯して仲直りしましたが。2年ほど前のことです)そのとき、彼女が持ちつづけている気迫は、何か私の中にある違和感と相通じるものがあるような気がしました。


そういうこだわりというか、自分の生まれや育ちのルーツ、マイノリティー感というものは、きっとずっと消えないものだし、初めて会っても通じ合うものなのかもしれない。

また、私はこれまで二度、社民党から国選への立候補の要請を受けました。そのたび、「子どもが小さいから」、とかいろんな理由をつけて断ってきましたが、それは私の中に、自分はそういう「お偉い人」になるのは違うんじゃないか、生き方として間違っているのでは、という気持ちがぬぐえなかったからです。それがなぜなのか、ずっと考え悩んできました。

知事選という権力闘争に参加してみてやっと見えてきた世間の馬鹿馬鹿しさ。消えるどころか、生きるにつれ、ますます強くなる社会や政治に対する違和感と怒り。


それはやはり自分も「異端児」だからなのだなあ、とこの本で理解できたんです。ならば、それをすんなり認めて、自分らしく生きることにしよう、と考えました。自分のものでない発言はやめ、自分らしくない役割はお断りしていこう、
社会や世間の「ヘンさ」にめげず、もっとやりたいことをやっていこう、と。私は辻元清美さん、辛淑玉さんと同じ41歳ですが、私もまだまだこれからやなあ、と思いました。

やっと探していた答えに会って、胸がスッキリ、落ち着いた気分です。宮崎さんの最大の存在理由はここにあるのだ、とも、勝手に確信いたしました。「自分が自分でいること」への勇気をくださって、本当にありがとうございました。
今夜が再スタートです。では、また。

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FUJIKI MINAKO

http://www.wana.gr.jp/

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筆者として、ありがたいお手紙である。当たり前のことを当たり前にゆうたりやったりするとたちまち袋だたきにあう、というのは辛さんがいまやってることをみたらようわかるやろ。それをあえてやるやつはみな少数派に追いやられるありがたい国である。しかしながらメールを拝読したかぎりでは、少数派であることを楽しむすべを知ってるからええがな。この国でアホな多数派なぞになるより、戦闘力のある少数派のほうが断然おもろい。関西突破塾はつぎは梁石日さんと猪飼野を歩くことを、寅姐が計画してるから、ぜひ時間とってきてほしい。

 

宮崎学様へ


『神に祈らず』大杉栄は何故殺されたのかを読ませていただきました。
現在、『命短し恋せよ乙女』という大正時代の社会運動をしていた人々の芝居を
上演すべく、稽古しておりまして興味深く拝読させていただきました。


特に、大杉栄という人物像を現在の状況に当てはめた場合、どのような行動を
行い、どのように思考するのかというところが大変興味深く思いました。
世紀末的症状を呈している情勢で、真の意志を持って時代にコミットしていく
人物のいない現況を思うに付け、大杉栄の偉大さと大杉栄への、宮崎さんの
熱い思いが伝わり、久々に心熱くしながら一気に読むことが出来ました。
有り難うございました。


高谷信之
n-takaya@din.or.jp

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 kamiinoraz-m.gif (9985 バイト)大杉栄の墓のある静岡での講演、は9月やったな。ん?前のページみたらめちゃめちゃな題名誤植があるな。アホ、なおしておかんかい。これは高谷さん、大変失礼。

 

9月1日  午後6時 静岡労政会館 6階 「歴史は繰り返すか?大杉栄を想う」

         静岡市黒金町5−1 電話 221−6270 500円

 さて、ちかごろ喜ばしいニュースは、あの「ねこ新聞」である。数年前、全国のファンに惜しまれて名編集長が脳梗塞で倒れたが、なんとこのほど、5年ぶりに復活するというリハビリ5年。栗本慎一郎氏以上の快挙であるな。

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 電脳キツネ目組には猫ファンがいっぱいおったな。いまどきの大マスコミにはとっくに失われた新聞づくりの良心と楽しさが元気に生きている。「ノラ猫救援者倶楽部」というのをおこすそうである。

 ほならまたな

 

          2000 8 22             宮崎 学


 

 

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