明月堂宣言

 

 明月堂は、社長以下役員全員が前科者(監査役は宮崎学)で、基本的には、前科 者だ けの出版社で行こうではないか、との「高い志」を掲げた出版社です。  会社設立のきっかけは、宮崎学さんたちと2年くらい前、新宿の焼き肉屋「明 月舘」で食事をしたとき、自分を含め、その時、周りにいる前科者の服役期間を 合計したら百年を超えることから、洒落で、それらのメンバーと共に「百年の孤 独を楽しむ前科者の会」(通称・センチュリーの会)という、親睦団体を作ったの です。

 その際、いずれ前科者だけの会社を作って、何か商売をしようではないかと話 し合っていたことがあるのですが、そのときの「酒飲み話」が形になったのが、 この度の「百年の孤独を楽しむ前科者の会・(株)明月堂」です。

 なお、明月堂のマークにフクロウを用いたのは、次のような理由によります。

 フクロウ。此鳥は成長すれば母を食ふ。故に不幸鳥とせり。依って鳥を木上に おき、磔にせる貌とす。転じて人首を木にかけさらす獄門の刑の義とす。(講談 社『大字典』編纂者・上田万年他)。  親不孝者の集まりである、明月堂にぴったり一致すると考えました。