砂漠のキツネ目隊


 

 

砂漠のキツネ目隊 

バクダッド本格滞在

2月18日  

アンマンよりバクダッドへ爆走1000km

   慈悲深く慈愛あまねきアラーの恵みで我々一行は9時にアンマンのホテルを10台のランク ルに分乗し、一路バクダッドへ向かうはずだった…。  だがやはりここはアラブだと認識しはじめるのにそう 長い時間はかからなかった。  そう、予約した車が来ないのだ。約束より10分遅れ で来たのが一台。その次がなかなか来ない、やって来たと 思えば、またイライラが増幅しながら続いていく…。

 結局、10台そろったのが11時。それでもどのどらいばー も悪びれることもなく、彼ら同士で談笑している。  ここはアラブだ…。  バクダッドまで約1000キロだが、むろん途中半ばで イミグレーションがある。陸路越え、しかもイラクへ。

 まずはヨルダンの出国手続きに一時間、イラク側への 入国は二時間。それらが終わった時には満月がすっかり上空 で神々しく輝いていた。

 大型のランドクルーザーが10台も一緒に走ると、なかなか 壮観な光景だと思うだろうが、彼らは我々の持つ交通常識など 持ち合わせてはいない。確かにイラク側に入ったとたんに 道路幅も広く、対面交通でもなく、走行しているトラック(普通車は 少ない)も少ない。ではあるのだが、160キロあたりで 車間距離も5mほどしか取らずにお互いの腕自慢をするのを 横目で見ている我々の心境は決して穏やかではない。

 ああ、バスの方が良かった。バスならば覚悟を決めて、寝れるのに…。

 だいぶ周囲の光が増えてきた、やっとバクダッドに近づいたようだ。 ここで不思議なことが起こった。なんと街の入り口に待機していた ように思えるパトカーが我々をホテルまで先導するというのだ。  時刻は深夜二時。赤信号の時には小さくサイレンを回し、交差点を通過 する。我々キツネ目隊の車が先頭を走っていた事もあり、なにかイラクに 大歓迎されての登場が今後の我々のバクダッド滞在にどう吉を出るのか、 大いに楽しみである。

 ホテルはチグリス川のほとりにある、ホテルパレスティーナ。最高級とは 言わないが、それでもなかなかのグレードで、我々にはそれぞれシングルを くれた。食事は滞在日数分の三食付きなのだが、今夜の分はないらしく、 夜中三時にハンバーグとフライドチキンを摂るのだった。なんせ全員相当空腹 だったからなあ。  明日、いや今日の報告は別便を期待せよ。 インシャッラー

 (予告、おねえちゃんの写真を貼付します)