
「与謝狸がタリバンに捕まった?」
というニュースについて
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宮崎学である。 当サイトで、パキスタンからアフガン情勢の現場取材を行い最新のニュースを自分の目で伝えてきてた電脳キツネ目組組員・与謝狸こと永井健太がタリバンに捕まったという報道が流れている。テレビ朝日とかいくつかの局のニュースなどで流れておるらしい。チトラルで飯田記者といっしょに動いていた、ちゅうような報道である。
実はこれが事実であってくれたら、とわしは願っているのだ。 事態はすこぶるはっきりしないのだが、一昨日の夕方、チトラル方面におるという与謝から「できたらこれからアフガンに行きたい」というようなメールが来た。で、ただちに「アホ、止め!パキスタンで取材、報道するほうがよっぽど大事である」というメールを打たせたのだがいまにいたるまで返事がない。 おそらく、あわてもんが、わしの返事を待たずに「アフガン行き」のバスに乗ってしまったことが考えられる。 しかし、わしが心配しとるんは別の事態だ。 アフガンに潜り込もうとしてタリバンに捕まった、という のならまだ、所在なり責任者なり、「罪状」なりがはっきりしているから対処の仕様も あるが、そうでない場合の方がコワイのだ。 つまり、「アフガンに潜るルートをあんたにだけ教える」というような甘い言葉を単独行動のジャーナリストにささやいて、ロバにでものせてどっかの小さな谷間につれこんで 「ズドン」と一発、ちゅうケースである。 何がコワイて、タリバンなんかよりこっちのほうがなんぼかコワイ。 というわけで、今のところこれ以上、判断する材料がないのだが、可能性としては ●1 飯田氏と一緒に行動して、タリバンに拘束 ●2 飯田氏と別行動で、アフガン潜行取材中 ●3 飯田氏と別行動で、「小さな谷間でズドン」 の3つの可能性のどれかやろとおもう。 2番目のケースの場合を考えると、このような内容をWebサイトで掲載することも危険なのだが、日本の複数のテレビで名前がでてしもたからにはどうせ騒ぎになるだろうから、ある程度の危険はやむをえない。まあ、タリバンよりパキスタン政府、それより日本政府が一番やばいが、命にはかえられん。 与謝が、無事、パキスタンに戻ってきて逮捕されて国外追放になる、などというのは3番目の可能性にくらべたらなんちゅうことない。 というわけで、今しばらく様子をみるしかないのだが、場合によっては 電脳キツネ目組としても捜索活動を開始せざるをえんやろな。
ここでいうておくが、最近、日本でも「報復戦争反対」の抗議行動とかが行われている。 しかし、報復戦争に反対する行為、というのは与謝がやっておるような行動のことを言うのである。 はっきり言って、日本でいくらプラカードかついでデモやっておっても現実には何の役にも立たない。アフガンの人々にとっては屁のつっぱりにもならんのや。 反対行動は、自己満足などではなく、具体的かつ、効果的なものでなければならない。それがかって、ベトナム戦争反対運動をやったものたちの総括だった、とわしは理解している。 しやから、与謝は現場に行って、大マスコミのバイアスを通した情報でない情報を得るために行動していたし、わしらはそれを支援しているのだ。今回、やりかたは拙速すぎたとおもうが与謝が、アフガンに行って、大マスコミではつたわらない米軍の爆撃下のアフガンの人々の実状を報告しようとした、その動機と志は正しい。 ひきつづき、与謝の支援・救援と、報復戦争という愚挙に対する反対行動としてアフガン・パキスタンを含むアジアの実状を、可能なかぎり小さい努力であるが当ネットの上の報道を通じて続けていきたい。各位の協力を期待する。
2001年10月24日 宮崎 学 |