
世界貿易センタービルテロ事件
アメリカが「危機管理ができている」などというのは全くのウソであった
バーチャルリアリティを実際にやってしもたようなゲーム感覚のテロにもわしは、
生身の血をみたことないやつが考えたんちゃうか、という不安を感じる
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ニューヨークでえらいことが起きたなあ。
諸君ら同様、わしも今朝までテレビのまえに釘付けであった。 わしはこういうのをみるの キライやないし。 そら犠牲になった人々を悼む気持ちとはま、別のもんや。あの超高層ビルに飛行機がつっこむ映像をみたら興奮するわな。 それにしても100階からのビルがああも簡単に粉末となって倒壊するのは、元壊し屋のわしも仰天した。建物はたしかにけったいな脆さがあって現場で驚かされたことは何度もあるが、しかし、あの崩壊はなあ・・・ニューヨークのシンボル、金融の総本山のちんぽみたいなん叩き折ったわけやの。なんといおうとテロ側の「大勝利」だ。 ん、ビル粉になったわけ?いや、内部に爆弾しかけたんちゃうやろ。理屈はしらんけど、建物ゆうのは上にいくほど、デリケートなバランスで立っているわけ。その下の部分がこわれたら、それまで均等に負っていた重さがかたむいてしまうから、下がもたへんのや。これはやがて専門家が解説しよるやろ。 テロそのもんは、おそらく、先月27日、パレスチナ解放機構(PLO)の反主流派、パレスチナ解放人民戦線(PFLP)のムスタファ議長がイスラエル軍に暗殺されたんと関係あるんやろな。今回のテロにちょるビル破壊もむろん「違反」だが、さいしょの違反はあれ、ボディブローで違反や。あれやで。 クラウゼビッツやないけど「政治の延長が戦争や」ゆうやっちゃろな。あるいはその逆かもしれん。国jと国の戦争ではない状態で、政治的なライバルを倒すのに、軍事ヘリでミサイルを相手の仕事部屋にぶち込んで殺して許されるなら、反対派かて、そら「なんでもあり」やがな。 ふつうの市民が数百人も殺されても世界は平気だったうえにや、リーダーの死は世界のだれもそれをとがめなかったのだ。これは今回の事件がどれほどの犠牲者を出すかとは別に、わすれたらあかんこっちゃ。 パレスチナの子供達がこのニュースみて飛び上がって喜ぶ姿もまたリアリティなんや。 日本のマスコミみたいな「卑劣なテロをゆるさない」とかゆうてもしゃない。それゆうんやったらもっとはよゆわなあかんかった。どのみち屁の役にもたたんけどな。今回のテロの犠牲者が何千人、ひょっとしたら万人になるかしらん。それは痛ましい犠牲である。別に軍隊でもない人たちなのだから。しかし、同時におもうのだが、その1000人とおなじぐらい、パレスチナでこの間なくなった人たちへの悲しみをわかちあうだけの度量がアメリカにあればこういうことは起こらなかったやろなあ。その意味ではアメリカにおこっても不思議はない、というていたイスラムの聖職者のおっさんは当たり前のことをいうていたわけや。
いずれにせよ、パレスチナの人は、ツケをイスラエルの連帯保証人のブッシュに突きつけたんちゃうかなあ。だとしたら「一寸の虫にも五分の魂」ゆうようなことはわからんのがいまの一人勝ちのアメリカやろ。それが一因やろな。 アメリカはブッシュ大統領になってイスラエル右派勢力の支持をロコツにやるようになった。 クリントンでも本質はたいして違わないのだが、しかしまだオルブライトとかつこて右往左往しながら、なんかやるような気があるよなフリを続けたやろ。あれが強国の「国際政治」というやつで、正解なんや。ヤクザの親分でも、本気で仲裁する気のうても するふりしながら時間かせいで有利に運ぼうとするぐらいの知恵ある。力あるから何してもええ、というようなんはほんまはヤクザ世界でかて生きて行きにくいのだ。 やっぱり「よわいもんの味方」みたいな顔幾分かはせな「親分」とまわりがたててくれんがな。 ところが、ブッシュはそやなかったわな。ヤクザ以下やろ。 弱い方にはなんもしようとしない傾向がだれにでもわかった。これではパレスチナ住民でも穏健派は力をなくす。このあたりがブッシュゆう2代目のボンはなんもわかっとらんかった。 ただ、これだけの作戦を計画して、実行するための準備というのはまあ、1年や2年はかかるというのも常識だ。このあたりの関連はまったくわからないが、弱い方は常に最悪を想定して準備しておる、ちゅうこっちゃ。 教訓としてこれだけはおぼえとき。 アメリカはなんも危機管理なんかできている国家ではなかった。まねしてもなんもならんで。 「アメリカが危機管理ができているという神話」を信じるように日本で売りまくっていた連中がみなインチキや、ということがあきらかになった、ということである。それを一所懸命真似してもなんもならんのや。 こいつらやで、「盗聴法」とか「個人情報保護法案」の熱烈信者は。アホが。日本のオリジナリティちゅうような「特攻」にも無力やんけ。
すでに、国家と国家の対立は第二次世界大戦のような形の戦争はできない。 戦争行為がおきるとしたらこういうスタイルになるしかないのだ。その意味でもう一度考えてみる必要はあるだろう。 またもうひとつの反面は、 史上最大のテロであるこれを計画してやった方も天才的やけど、なんか無茶苦茶な、狂気の頭脳やないかちゅうような気がする。 こらビル崩れるスペクタクルシーンに感動してまうのとは別や。犠牲になった人たちその大半はおそらくなんの罪もない人たちであろう。むろん、お気の毒なのだ。これを「ざまあみやがれ」というようなことおもとるんやったらそれはどっかおかしい。 今回のテロにわしは、なんとなく最近の若い奴に感じるのと同じ不安を感じる。 それは「対立といい、喧嘩といい、それはひとつの相互尊重の安定した状態でもある」というタタカイの前提、暗黙の了解がわかってない、ということだ。 ローレンツという動物学のおっさによると、タカとかワシの喧嘩は自然のブレーキがかかるが、鳩が喧嘩すると目も当てられない殺し合いになるという。どことのうガキっぽいブッシュはもちろん、このバーチャルリアリティを実際にやってしもたようなゲーム感覚のテロにもわしは、生身の血をみたことないやつが考えたんちゃうか、という不安を感じるのだ。 だから、いったんはじまったらとめどもない血がながれてしまう、そういう世紀の始まり、を告げる象徴的な事件かもしれんと。 今後、ブッシュは、アメリカは復讐の血を要求する、。今テレビみとったら、すでに民主党の上院議員が「パールハーバーと一緒だ」とかほえておる始末だ。 いずれ、世論の圧力によって杜撰なアメリカの報復が始まる。アメリカが「真実をつきとめ、罰する」ということは戦争を辞さない、ということや。ブッシュはアホでも米軍は人類史上最強やで。こらこわい。 はやくも証拠もないのに「オサマ・ビン・ラディン説」「タリバン説」が数時間後には世界中に一斉にながされておるやんけ。情報操作戦がただちに開始された、というべきだろう。 本音はアフガンだけ支配して満足している「タリバン」があわくって否定したのも当然だ。 だまってたらまちがいなくやられてまうがな。 日本とアメリカの「国益」は全く違うモノだ、という当たり前のことをほんまにこのバーチャル時代の政治家もマスコミもわかとおるんかい。しらずしらずのうちに、うっかりまたそのお先棒担ぎに使われないように。 果たして真犯人をつきとめるかどうか、だれがわかるんや?誤爆されて死ぬやつがいっぱいでるだろう。 それがあんたやワシでないとはかぎらんで。まあ、覚えのあるやつは気をつけたほうがええ。 また、このときとばかり尻馬にのって自分らに都合のええことをやろうという警察や官僚集団はてぐすねをひいているだろう。戦争行為というのはそういうものだ。しかし、戦争のツケはいつも一番弱いとこにくるでえ。 ほならねる。 (2001・9・12未明)
宮崎 学 あちこちの元過激派のアホが興奮して携帯からなにから鳴りっぱなしや。中には「わしもこれからアメリカ大使館につっこまなあかんおもてまんねん」「おまえどこにおるねん?」「今でっか?奄美大島です」「アホ、はよ屁こいて寝ぃ」というような迷惑なんもあったなあ。 小泉が大使館の警備を強化するようにいうたのは一見アホみたいやけど、こんなんがいっぱいおるようでは案外タダシイのかもしれん。アホはいまどきの若いモン、だけではないんがなさけないのう。
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